引戸/吊り戸
■安全にお使いいただくために、注意すべき点や危険な事象についてまとめています。
■衝撃によるガラス(ミラー)破損
ガラス(ミラー)が入っている扉の場合、ガラス(ミラー)に強い衝撃を与えたり、物をぶつけたりしないでください。
ガラス(ミラー)が割れてケガをするおそれがあります。
特に小さなお子様には十分ご注意ください。
■急速な開閉
扉の開閉は静かに行ってください。勢いよく開閉すると、扉が破損したり脱落してケガをするおそれがあります。
■ぶら下がり、もたれかかり(※3)
■取っ手(レバー・引手等)のメッキ剥がれ
扉や取っ手(引手)にぶらさがったり、扉にぶつかったり、もたれたりしないでください。扉が破損したり、脱落してケガをするおそれがあります。
特に小さなお子様には十分ご注意ください。
■吊り引戸の操作方法
ガイドピン
ガイドピンが外れた状態で本体を前後左右にスイングさせないでください。
部品や本体が破損して落下しケガをするおそれがあります。
※3
福島地裁郡山支部平成7年7月25日判決は、「本件事故は、龍平(筆者注:被害児童)が本件机にぶら下がるなどという、本件机の本来の使用方法とは明らかに異なった行動をとったために発生したと考えられ、このような龍平の行動は、幼児等の遊戯場であれば格別、家庭用電機製品の販売店店舗内においては通常予想される事態を超えているものというべきであるから、被告において、かような事態まで想定した上、本件机を固定して横転の危険性を回避するべき義務まであったとはいい難い」と判示して、子供によるぶら下がり事故について、警告等がなかったことについて損害賠償責任を認めませんでした。ただし、ここでは電気製品売り場であるという事情を重視しており、子供が遊ぶことが考えられる居宅内についてはどう考えるべきかは大変悩ましいところです。