省エネ性・環境性
省エネ性
ヒートポンプ給湯機は、室外の空気から熱を汲みあげてお湯をわかします。
このとき、電気のエネルギーは熱を運ぶための動力として使い、お湯をわかすときは、室外から汲みあげた熱と一緒に、お湯をわかす熱になります。
このため、お湯をわかす熱の効果は、外気から汲みあげた熱と、ヒートポンプが使った電気の熱の合計になります。例えば、1の電気を使って大気から2の熱を吸収し、3のお湯を沸かす熱を得たとすれば、電気のエネルギーを3倍に活用したことになります。
お湯をつくるエネルギーの約2/3に、 空気の熱エネルギーを活用。 |
とっても高効率なヒートポンプ式 |
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省エネラベル表示
エコキュートは2013年3月1日施行の省エネルギー法に基づき、2017年度を目標とする省エネ性の達成基準が設けられました。それに伴いメーカー各社は、それぞれの商品の省エネ基準達成度を示す「省エネラベル」表示を2014年度から実施しています。
「省エネラベル」では、省エネ基準達成率100%以上の製品にはグリーンマークを表示いたします。
割安な夜間電力を使用
主に割安な深夜電力を利用してお湯を沸かしておくのでより経済的。昼間の電気使用量を抑え、ピーク電力の抑制に貢献します。
※2015年12月現在
環境性
平成13年には、冷媒にCO2を採用し、90℃の沸き上げを可能にしたCO2ヒートポンプ式給湯機「エコキュート」が製品化されました。本製品は、オゾン層破壊係数O、地球温暖化係数もフロンの約1/1700であるCO2を冷媒として使用しているため、より環境にやさしく、環境保護にも貢献します。
ヒートポンプのCO2削減効果
家庭用の暖房・給湯、業務用の空調・給湯、産業用の空調・加温・100℃未満の乾燥でそれぞれの需要において燃焼式の熱源をすべてヒートポンプ式に転換した場合、約1.3億トンの削減が可能です。
試算:(財)ヒートポンプ・蓄熱センター