かぶせ工法の効果
1957年度以降、供給されてきたアルミサッシは、経年劣化による改修要因が増加しています。
また、とくに古いタイプのアルミサッシにおいては、部材・部品・金物等が生産中止になったものもあり、修理・修繕に支障をきたしつつあります。その結果、機能性や安全性に問題が生じる可能性が出ています。
その点、新しいサッシは、基本性能のアップや表面処理技術の向上によって、強度や耐候性および美観などが大幅に性能アップされています。
建築改装協会では、経年劣化したサッシを新しいアルミサッシに取り替える「かぶせ工法」の普及宣伝に努力し、協会加盟各社は官公庁関連建築物や一般事務所ビル等の窓の改装に、多くの成果を上げてきました。さらに、「かぶせ工法」の技術的検討を進め、とくに学校等の教育施設における障子の落下防止など、サッシの性能・機能の回復・向上に重点をおいています。