「ガス熱源機」と「温水暖房端末機」の接続
ガス熱源機には、ヘッダー外付けタイプとヘッダー内蔵タイプがあります。
ヘッダー外付けタイプ | ヘッダー内蔵タイプ |
---|
ヘッダー外付けタイプは、ガス熱源機の低温暖房往口に「熱動弁付きヘッダー」を取り付け、主に樹脂管を用い配管し、温水暖房端末機と接続します。
熱動弁付きヘッダー | 熱動弁なしヘッダー(樹脂製) | 熱動弁なしヘッダー(金属製) |
---|
ヘッダー内蔵タイプは、ガス熱源機の低温暖房往口へ直に樹脂管を用い配管し、温水暖房端末機と接続します。
樹脂管を通った温水は、そのまま温水暖房端末機や温水コンセントへ流れ、スイッチを「ON」にした温水暖房端末機が暖房運転を行います。
ガス熱源機に接続できる「温水暖房端末機」の種類
温水暖房端末機は、温度により2種類に分類されます。
80℃などの高温に対応した端末機と 60℃などの低温に対応した端末機です。
高温(80℃など)対応の温水暖房端末機
- 浴室暖房乾燥機
- 温水ラジエーター
(パネルヒーター) - ファンコンベクター
(ルームヒーター)
低温(60℃など)対応の温水暖房端末機
- 温水式床暖房
- 簡易温水マット
「温水暖房端末機」の接続数
ガス熱源機に接続できる温水暖房端末機の数は、ガス熱源機の能力により決まります。
ヘッダーの数があっても、ガス熱源機の能力によっては、十分な暖房能力が発揮できない場合があります。
設置する機器の暖房能力がガス熱源機の暖房能力に対して、50%に収まることが(全温水暖房端末機)同時運転の際の理想とされています。
ガス熱源機の暖房能力目一杯まで温水暖房端末機を接続すると、同時運転の際に各暖房の能力が 100% 発揮できません。
ただし、同時使用の台数が何台も重ならなければ問題はありません。