床暖房 Q&A
Q. 低温やけどの心配はないの?
A. 温水式なら低温やけどの心配を軽減します。
ワンポイントアドバイス
成人の場合、45℃で3時間接触し続けると低温やけどを起こすと言われています。温水床暖房は、お湯によって熱を搬送し熱伝達によって床表面を加熱します。人や物によって床表面が閉塞された場合は、床から室内への放熱が抑制されるため床表面温度が上昇しますが、お湯と床表面との温度差が小さくなるため熱伝達量が抑えられ、結果として床表面温度はそれほど上昇しません。低温やけどの心配は極めて低いのですが、皮膚の弱い方など個人差によって低温やけどを引き起こす可能性は否定できません。直接皮膚を長時間接しないようご注意ください。
Q. 子どもがいる家庭でも安心なの?
A. 温室内で燃焼しないので、お子さまのいるご家庭におすすめです!
ワンポイントアドバイス
暖房器具で場所をとらないので、お部屋が広々使えるのも魅力です。
Q. 温水式って水道代が高くつくんじゃない?
A. いいえ。水道代は変わりません。
ワンポイントアドバイス
温水は循環させて使用しているため、床暖房の導入によって水道代が高くなることはありません。
Q. 重いピアノや家具を置いても大丈夫?
A. 耐久性が高いから大丈夫です!
ワンポイントアドバイス
ただしカーペットの場合、短期的な荷重は8㎏/c㎡、長期的な荷重は2㎏/c㎡を限度にしてください。さらにピアノなどは脚の下にパッドを敷くと耐久性up。床面に密着した家具は、部分的に高温になり家具に影響が出たり、放熱を妨げる原因にもなります。
Q. 床暖房の上にカーペットやラグを敷いてもいいの?
A. 敷かない方が効果的です!
ワンポイントアドバイス
敷物を敷いてしまうと放熱を妨げ効果が低減します。
また、カーペットを敷きっぱなしにすると、熱がこもりフローリングが変形・変色する原因にもなります。
Q. 床暖房って何年使えるの?
A. 30年以上ご使用いただけます。
ワンポイントアドバイス
温水パイプは、耐用試験によって30年以上使用できることが確認されています。ただし、お湯をつくる熱源機は一般ガス機器と同程度の耐用年数になります。
Q. 水がこぼれても大丈夫?
A. 特に影響はありません。
ワンポイントアドバイス
ただし、床材の種類によっては長時間経過するとシミや変色、ひび割れの原因になることもありますので、できるだけ早めにふき取ってください。
Q. 温水パイプの詰まりや水漏れの心配は?
A. 水道水が循環しているので、心配ありません。
ワンポイントアドバイス
不凍液を使用した場合は、長期使用により劣化や濃度が薄くなるので定期的な点検をおすすめします。
Q. 床仕上げ材は、どんなものがあるの?
A. お部屋に合わせて幅広く対応します!
ワンポイントアドバイス
フローリングの他に、畳やタイル、カーペット、コルクタイル、クッションフロア、石材などがあります。熱による影響に対応した床暖房専用品をおすすめします。
Q. 無垢のフローリング材を設置する事はできるの?
A. 可能ですが床暖房対応のものを選びましょう。
ワンポイントアドバイス
床暖房対応仕様でも隙や反りの可能性があります。
Q. どんな住宅でも大丈夫?
A. 新築なら、木造から鉄筋コンクリート造の住宅まで対応可能です!
ワンポイントアドバイス
ただし建物の構造によって温水マット型や埋設型など、種類が異なります。またリフォームの場合は配管経路など、現場調査が必要です。
Q. 2階や3階のお部屋にも設置できるの?
A. 基本的には可能です!
ワンポイントアドバイス
ただし、ガス温水式床暖房の場合、床暖房は熱源機から上方5.6m、下方9m以内での設置となります。(熱源機によって異なります)また3階の床面が熱源機の上方5.6mより高い場合には、熱源機を2階のベランダに設置します。