水密性
水密性とは
水密性とは、雨を伴った風のときに雨水の浸入をどれくらいの風圧まで防げるかを表す性能です。サッシ・ドアセットが風雨にさらされたとき、室内に雨水が浸入することは好ましくありません。
水密性は、雨による漏水を防ぐ上で大切な性能であり、建物の立地条件により、風雨の程度は異なるので、条件にあった性能を持ったサッシ・ドアセットを選ぶ必要があります。
水密性は、サッシ・ドアセットが風雨にさらされた状態で面積1㎡あたり、どれくらいの風圧まで雨水の浸入を防げるかを基準とした等級で表し、風圧の単位はPaで表します。
水密性能の等級
水密性には、JIS A 4706:2021(サッシ)、JIS A 4702:2021(ドアセット)の規定により、下表の等級が求められています。
判断基準:加圧中にJIS A1517に規定する次の状況が発生してはならない。
a)枠外への流れ出し、 b)枠外へのしぶき、 c)枠外への吹き出し、 d)枠外へのあふれ出し
※雨水の浸入の判断基準は、サッシ枠を超えて室内に雨水が入って来ることであり、サッシ下枠内に水が溜まることは室内への浸入とはみなしておりません。
出典:日本サッシ協会 BASIS 2021