気密性
気密性とは
気密性とは、サッシ・ドアセットの枠と戸のすきまから、どのくらいの空気(すきま風)が漏れにくい性能をいいます。空気がもれる度合いが少ないことを気密性が高いといいます。
冷房時の熱損失を少なくしたり、騒音の侵入を防いだり、また、砂やほこりの侵入をおさえるために、気密性の高いサッシ・ドアセットが求められています。
気密性は、面積1平方メートルあたりどれくらいの空気が漏れるかを基準とした等級で表わします。
尚、空気の漏れはm³/(h・㎡)の単位で表わされます。
気密性が良いと、
- 冷暖房における熱負荷が少ない → 省エネルギーにつながります。
- 屋内・屋外の騒音に対する遮音性能が良くなる → 静けさにつながります。
- 外部からの塵埃、粉雪の吹込みが少ない → 快適な環境につながります。
気密性には、JIS A 4706:2021(サッシ)、JIS A 4702: 2021(ドアセット)の規定により、下表の等級が求められています。
判断基準:通気量がJIS A4706,JIS A4702で規定する気密等級線以下でなければならない。
出典:日本サッシ協会 BASIS 2021